Park, Minjeong

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Minjeong Park, Ph.D., 朴珉廷 (パク・ミンジョン) 博士
Secretary of the International Traditional Arts Research Group & Representative of the Japan-Korea Tea Culture Exchange Association
国際伝統芸術研究会幹事 ならびに 日韓茶文化交流会代表

 

 

主な出版リスト

(著書及び共著)

  • 『そそうの哲学―数寄茶湯の原点―』 思文閣出版 2019
  • 『そそう―茶の理想的姿を求めて―』f.c.l Publish 2017
  • 『茶室露地大事典』(共著) 淡交社 2018
    • 『茶室露地大事典』は、茶室、露地、茶の湯という三つの部門で構成されていますが、そのうち茶の湯に関する部門の一部分を担当させていただきました。その際、「そそう」が茶の湯において重要な意味ある理念であることを掲載させていただきました。
  • 『西鶴諸国ばなしを読む』(共著) 日本古典名著読会 ジマンジ出版(韓国)2021.3
  • 『遊び文化で見る日本』(共著) J&C出版社(韓国) 2018

(論文)

  • 「日本茶道の原点「そそう」―珠光・紹鷗・利休の茶」 伝統文化創刊号 2021.1
  • 「茶道の三段階修行論「守破離」」 国際伝統藝術研究7・8併合号 2019
  • 「伝統藝術における藝道の修行について―茶道における「そそう」と「守破離」を中心に」/ 宝塚造形芸術大学大学院 博士学位論文 2014.3
  • 「茶道における「そそう」の風体について―『山上宗二記』を中心に―」/ 女性研究者による茶文化研究論集 2013.4
  • 「『山上宗二記』にみる茶人観」 中央大学大学院(韓国) 修士学位論文 2007.2

(学術発表)

  • 「数寄茶湯の風体、善き「そそう」についての一考察―非を是に化する風体―」/ 韓国日本言語文化学会 学術大会 2014.5
  • 「山上宗二の風体観についての一考察」 国際伝統藝術研究会 2013.3
  • 「数奇の風体、善き「そそう」について」茶の湯文化学会例会 2012.1
  • 「茶道における「守破離」について―『山上宗二記』を中心に―」茶の湯文化学会 2009.6
  • 「茶道における和歌・連歌との関わり―『山上宗二記』を中心に―」/ 大学院博士課程研究報告 2008.7
  • 「独りでの茶の精神性―山上宗二を中心に―」茶の湯文化学会 2007.6

(訳書)

  • 『日本茶道の理論と実技』 月刊茶道出版社(韓国) 2007「茶道の三段階修行論「守破離」」 国際伝統藝術研究7・8併合号 2019

 

 

The Aesthetics ofSoso” -- the Origins of the Suki Tea Ceremony
「そそう」の美学
--  数寄茶湯(茶道)の原点

 

ABSTRACT

従来、茶道研究においては「わび」「さび」が重視されてきたが、「そそう(麁相)」がそれに劣らぬ重要な理念であることを指摘したい。「そそう」は茶道の原点を伝える茶書『山上宗二記』の中で、茶道の肝心な要素である茶人の在り様をはじめ、おもてなし、懐石、茶室、灰形、取り合わせに至るまで、一貫して示された言葉だった。またその代表的三人の茶人、珠光・紹鴎・利休がともに「そそう」と関わっていた。それを文献に基づいて考察していく。

 

ENGLISH

Traditionally, Only “Wabi”and “Sabi” have been emphasized in the study of the way of tea. But I would like to point out that “Soso” is an important philosophy, as well. “Soso” was a word that was used consistently in the book  𝑌𝑎𝑚𝑎𝑛𝑜𝑢𝑒𝑠𝑜𝑢𝑗𝑖-𝑘𝑖 (山上宗二記1588) which describes the origin of the way of tea, from the ideal  attitude of chajin(tea master) to how to treat guests, how to set up tea room, how to make kaiseki, how to prepare ash form, and how to harmonize every utensil which are an important elements of the way of tea. In addition, the three representative tea masters, Juko, Joo, and Rikyu, were all involved in “Soso”. I will consider it based on the literature.